第295回岩手眼科集談会

【 更新日:2013/03/27 】

小笠原 孝祐
当院におけるLASIKの現況

当院では平成13年7月末からLASIKを開始したが、平成14年3月末までに手術を施行した58名114眼の結果について報告した。導入したエキシマレーザー装置はニデック社製EC5000、使用マイクロケラトームはMK2000である。
 症例は男性23名、女性35名で、その年齢は20~50歳(平均32歳)、近視度数(等価球面)は-1.75D~-13.0D(平均-5.5D)であった。
 術後3ヶ月でのSafety indexは1.01、Efficacy indexは0.90であった。術前屈折値6D未満群と6D以上群における術後1ヶ月での裸眼視力1.0以上獲得率はそれぞれ86%と82%であった。また、術後の満足度については、とても満足とほぼ満足を合わせて96%と良好であったが、不満と答えた1例については術後3ヶ月目にエンハンスメントを行い良好な視力を得ている。今後の課題としてはDLK、Striaeなどの術後合併症発現率を減らすこと、術後屈折精度とEfficacy indexを向上させることである。

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