LASIK非適応者に対するICL手術

【 更新日:2015/04/28 】

目的:当院ではLASIK希望者の28%は、薄い角膜厚、円錐角膜、強度近視などのためLASIK非適応である。これら非適応者に対応するために後房型有水晶体眼内レンズであるImplantable collamer lens (ICL) を導入し、4例8眼に挿入術を施行したので、ICLの特性と手術成績について報告する。

結果:裸眼視力(幾何平均)は、術前の0.04から術翌日には1.38に改善し、3か月目には1.51、6か月目には1.67と術後早期から良好な視力を維持した。平均自覚等価球面屈折値は術前の-9.19Dから術翌日に-0.06Dに、3か月目に0.25D、6か月目には0.06Dと術後早期からほぼ正視に安定した。ICL挿入術後合併症である白内障、眼圧上昇は、ステロイド緑内障の1例1眼以外には術後6か月までは認めなかった。また、角膜内皮障害も認めなかった。

結論:ICL挿入術は、短期間の観察ではLASIK非適応者に対する安全で有効な術式であると思われた。

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