Spot Vision Screener(SVS)の保育園検診における有用性について

【 更新日:2018/01/30 】

目的:スポットビジョンスクリーナー(以下SVS)を保育園検診に導入し、レチノマックス®による検査結果と比較、検診でのSVSの有用性について検討した。

対象:当院院長が園医を担当している保育園4施設。3歳児55名、4歳児57名、5歳児60名の計172名。

結果:SVSは縮瞳状態では測定できず、半暗室を用意する必要があるが、カーテンを閉めることにより、保育園での測定可能率は100%であった。検査距離が約1mと離れているため、調節が介入されにくく、その値はレチノマックスより0.50~1.00D遠視寄りに測定された。一方、レチノマックスは調節の介入により、遠視であるにもかかわらず、屈折値が正視または近視と測定されることがあり、弱視が見逃される可能性が示唆された。また、SVSは操作が簡便で測定時間も短いため低年齢児や集中力の持続しない子どもにおいても測定が可能である。

結論:SVSは調節の介入が少なく、検査が簡便であり、短時間で測定できるため、保育園、幼稚園検診時の屈折スクリーニングとして有用であるとともに3歳児、就学時検診にも導入されることが望まれる。

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