平成15年8月号(No.60) 暑中お見舞い申し上げます
★盛岡市長選挙についての私見
自由党が民主党に合流(吸収合併)することが決定した後、盛岡市長選挙には自由党は独自の候補者を立てないことになりました。その結果、既に報道されている4氏による争いが決定したようです。出口の見えない経済不況はいろいろな面で活力の失速をもたらしており、市民生活に直結した問題も山積しています。
このような状況下で、盛岡市の舵取りをどの候補者に託すかは重要です。私個人の意見としては、人間性が豊かで人格が優れていることはもちろんですが、判断力、決断力、洞察力を持ち合わせていること、そして、現在の盛岡市の状況を十分把握し、行政の内部を熟知する経験を持ち、さらに民間の発想を取り入れられる人物を推薦したいと思います。市町村合併を積極的に進め、50万人都市を目指して産業、雇用、観光、文化に活力を注入してほしいと思います。また、民間の力を導入することによる行政のスリム化、透明性の向上は毎年問題となっている身近な雪対策、ゴミ対策の遅れの解決に必ずや役立つと思われます。
さらに、教育は三育(知育、徳育、体育)と言われていますが、次代を担う子供たちがはつらつと行動できる生活環境にも気を配れる人であってほしいものです。このことは少子高齢化への施策にもつながると思います。
盛岡の首長は長年にわたりお役所の行政(助役)出身の方が選ばれてきました。今こそ『歴史と伝統ある新しい盛岡』を築き、民意を反映してくれる市長が望まれます。しかし、政治はフィクションではありません。一口で街づくりといっても小説を書くようにはいかないことは明白です。やはり、政治についての経験と知識が必須であると思います。神様は全ての人に1つの『God Gift(神様の贈り物)』を授けてくれるそうです。候補者の中にはその『Gift』を現在の自分に与えられた才能を発揮するのではなく、首長になることと誤って思い込んでしまった方もいるのではないでしょうか。いよいよ盛岡も暑い夏です。8月24日の投票日に向けて盛岡市長選挙を真剣に考えたいものです。
★サスケ議員のAV出演疑惑
6月の岩手県議会におきましてザ・グレート・サスケ氏の覆面問題は、覆面を禁止する議会会則案が否決され、一応の決着を見たわけですが、ザ・グレート・サスケ議員の『いかがわしいビデオ(AV)出演疑惑』に関する偽証の疑い(盛岡タイムス、週刊現代、サンデー毎日に掲載された)についての検証はいまだになされておりません。このような状況下でザ・グレート・サスケ議員は環境福祉委員のほか、教育振興人材育成対策特別委員会の委員にも就任しております。また、NTTリースから未払いのクレジットカード代金の支払いを求める提訴がなされました。
以上の点をふまえ、ザ・グレート・サスケ議員本人に対するAV出演疑惑に関する喚問とともに、県議会議員としての資質を問う必要があると思いますが、皆様はいかがお考えでしょうか。このことについては地元の岩手県よりむしろ他県から注目されているのは不思議です。
院長 小笠原 孝祐