平成15年3月号(No.58) 開業10周年を迎えて

【 更新日:2003/03/01 】

―人との出会いとともに10年―

10年ひと昔といわれるが、開業後気が付いたらあっという間に時が経っていたというのが実感である。開業してからの1年は、勤務医時代の数倍に相当するといわれているので、すでに『不惑』の境地になっているはずであるが、実際にはまだまだ未熟さを反省しながら毎日の診療を行っているのが現状である。
 この10年間にはいろいろな出来事があり、簡単にまとめることはできないし、また、日々の記憶が薄れてしまうことも事実である。近年の眼科学の進歩はめざましいものがあるが、社会情勢と医療環境は逆に厳しさを増すばかりである。また、IT化の波も医療界に押し寄せている。このような状況下で院長に求められる条件は、判断力、決断力、そして洞察力であろうと自らを戒めている。
 開業当初7名であったスタッフは、現在20名を越える所帯となった。今日までなんとか航跡を誤らないで進んでくることができたが、今後もいろいろな人との出会いを大切に『邂逅が邂逅を生む』という言葉を胸に刻み、公益性を重んじる姿勢を貫いていきたいと思う。
 開業は“private practice”という。開業医は他人に頼らないで、自分で日々勉強ができる実力が求められるのがその語源である、と私は解釈している。しかしながら、一人の力には限界があるのも事実である。幸い開業10年の節目の年に、大森可芽里先生が副院長として当院のスタッフに加わって頂き、『患者さんに喜ばれる診療をして地域医療に貢献したい』という、開業当初の目標に一歩近づけたと感じている。
 この10年間を一つの節目として、今までの足跡を振り返り、心に刻むとともに、次の10年(next decade)に向けた新たな道を切り開いて行ければと思う。

院長 小笠原 孝祐

小笠原先生との出会い そして今スタッフの一員として

その昔大学にいらした頃、抄読会で居眠りをしていた医局員を「寝てるんなら出て行け!」と剣道で鍛えた美声で一喝、寝ぼけていた者は皆震え上がり、起きていた者は皆失神・・・あ、ウソです・・・など数々の逸話とともに、私達“したっぱーず”からパーフェクト・コースケの異名で尊敬されていた院長先生、またこれまで支え続けてこられた奥様をはじめ御家族と職員の皆様、開院10周年を迎えられ誠におめでとうございます。
忘れもしない大学5年生の神経眼科の講義は、いきなり英語のスライドのオンパレード。今にも劣らぬ熱のこもった解説の後、「学会レベルの話もあったから、ちょっと難しかったかも知れないけれど」のキメぜりふで、唖然とする学生をしり目に講義終了。当時、講師でいらした院長先生が去った後、「何も分からなかったけど、何かスゴイらしいということだけはわかった」と、多くの同級生が言っていましたから、私が格別バカだったわけではありません、念のため。その後、医局説明会に出席した時には、「瞬きが多すぎる」とご注意を受け(だって10年前のコンタクトレンズは今よりかなり粗悪でついパチパチしちゃうんですよ)、何がなんだかわからないまま居酒屋で瞬目について無料で講演して頂いた?記憶もあります。というように、非常にアカデミック色の強い先生でしたので、当然大学に残られるものと思っておりましたところ、ある日開業されるとのお話をお伺いしてあまりに不思議で、当時今よりもさらに一般常識が欠如していた私は「どうして、どうして??」と、不躾にもお伺いしたこともありました。それがもう10年も前の話とは・・・。こちらの医院にお誘い頂きました時は、正直申しまして、私では院長先生の下はとても務まらないだろうと思っていたのですが、何度かお話をお伺いするうちにあまりにお忙しいご様子で、とりあえずは医師免許があって手足がついてりゃいいかと思ってお世話になることに致しました。が、予想通り実際は職員の皆さんに助けられてばかりです。スタッフ全員の技術的なレベルが高く、さらに性格的にも気が利く方ばかりで、これまでの鍛錬が忍ばれます。私もこれから少しずつでも一人前と認められますようにがんばります。

副院長 大森 可芽里

 

10年を振り返って・・・

平成5年3月1日(月)に産声を上げた小笠原眼科クリニックも、記念すべき10周年を迎えることになりました。顧みますと開院当初は、スタッフ7名でスタートしましたが、何もかも初めてのことが多かったため、不安のまま開院当日を迎えたことを思い出します。あれからすでに10年が経ち、新患外来数も30,000人を超し、入院手術数も3,000件を超えるに至りました。長かったような、それでいてあっという間の10年だったように思います。 
 平成6年に医療法人を設立、13年には北東北の開業医では唯一のレーシック(屈折矯正手術)施行施設として、県内外からも注目を浴びるようになりました。 
 昨年の5月から大森可芽里先生を副院長に迎え、正式な二診体制をスタートすることができ、現在21名のスタッフで日々の診察を行っております。今後、保健医療を取り巻く環境が益々厳しくなるものと予想されますが、20周年に向けより良い医療を提供できるよう努力していく所存です。

事務長 高橋 秀孝

☆10年永年勤続の職員から

「老体にムチ打ち、子供のためにがんばりますから」早10年。定年目の前、もう少しがんばります。 

外来主任看護婦 木村 津次子

 

あれよあれよという間に早10年。本当にあっという間でした。あっという間という言葉は充実していた証拠だと私は思います。これからも公私共に充実させ、“あっという間”をたくさん使いたいと思います。

受付事務主任 山崎 利恵(旧姓:栗原)

 

開業10周年おめでとうございます。私もお世話になって10年になります。これまで働いてこれたのも、先生、奥様をはじめ、職員の方々のおかげと思っています。海外旅行、四季折々の行事に参加させて頂き、たくさんの思い出を作らせてもらいました。これからも皆様のエネルギーをもらってがんばっていきたいと思います。

院内補助 鈴木 千鶴子

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