平成18年3月号(No.70) 子どものIT眼症
【 更新日:2006/03/02 】
ITとは「Information Technology:情報技術」という語句の略語で、最近のテレビゲームとかパソコンなどを含むさまざまな情報機器あるいはその技術を意味します。そしてIT眼症とは、「IT機器を長時間あるいは不適切に使用することによって生じる目の病気、およびその状態が誘引となって発症する全身症状」をいいます。問題は、このIT機器を大人だけでなく子どもも盛んに使うようになり、大人と同じようなIT眼症を訴える子どもが増えているのではないかと危惧されることです。「テレビの見過ぎ」や「パソコンゲームのし過ぎ」で目が悪くならないか、目が疲れないか、学校の成績に影響するのではないかなど、本人よりもご両親の心配は大きくなっています。
IT眼症を防ぐには
・ 長時間のIT機器の使用を避ける。最長1時間以内。
・ IT機器は50cm以上離れても良く見えるものにする。
・ IT機器から50cm以上離れ電磁波の影響をなくす。
・ はじめからIT機器を見せない、買わない。あっても故障中とする。
・ 親が他のものに興味を持たせる。
・ 親が子どもと積極的に話をする。
・ 目の異常が無いか、一度は眼科医の精密検査を受ける。
どうしても子どもがIT機器を手放さない場合は、3つの50を必ず守らせて下さい。IT機器を使うなら①50cmで楽に見える状態のものを。②連続使用は50分以内。③距離は必ず50cm異常離れて見る習慣を。50cm、50分、50cmと覚えましょう。