平成27年9月号(No.99)盛岡三高の文化祭での医療啓発活動について
「NPO法人ホスピタ医療啓発ネットワーク」というのを皆様御存知でしょうか?小学生から老人までのいろいろな病気について医療啓発活動と公衆衛生活動を合わせて行う多数の科の医師により運営されている団体です。医療において最も重要なことは、病気を予防することと、病気についての的確な知識を身につけて頂くことであり、医療を取り巻く環境が複雑になってきた現在、この医療啓発活動の重要性は年々高まっています。
8月29日・30日に行われた盛岡三高の文化祭(三高祭)においては「NPO法人ホスピタ医療啓発ネットワーク」の活動の一環として、様々な病気についての啓発ポスター展示を行うとともに緑内障のスクリーニング検査としての視野測定ならびに高齢化社会で話題になっているロコモティブ症候群に密接に関係する骨密度測定を実施致しました。反響はきわめて大きく、来場者は土曜日105名、日曜日215名、計320名でした。この「NPO法人ホスピタ医療啓発ネットワーク」では、文化祭を利用した医療啓発活動を行い、その実施校の増加に務めておりますが、今年度は東北地方を中心に500校においてポスター展示を行う予定です。文化祭は子供たちの世代ばかりではなくその両親、そして祖父母の三世代にわたる人たちが集まるため、啓発活動を行うには絶好の機会と考えています。今年盛岡三高で展示した内容を紹介致しますと、現在、社会問題となっている危険ドラックの話題、喫煙と様々な病気、脳卒中、乳がんと子宮がん、コンタクトレンズによる眼障害、緑内障、歯周病などです。
今回の三高の文化祭における企画につきましては、校長先生の御理解を頂き、養護教諭の上野律子先生に統括をして頂きましたことをこの場を借りて厚く御礼を申し上げます。当日は岩手医科大学衛生検査部の部員の皆様には骨密度測定、視野測定を実際に施行して頂き、その説明に協力して頂きました。また、盛岡三高サッカー部の皆様にもポスター展示をはじめ、今回の企画全般にわたりにお手伝いをして頂き感謝しております。今後とも医療啓発活動の一環として文化祭を活用していきたいと考えております。
皆様、補助犬について知っていますか
補助犬の役割
盲導犬の役割 | 介助犬の役割 | 聴導犬の役割 |
・道路の端を一定の速度で ・真っすぐ歩く ・交差点で止まる ・指示された方向へ進む ・段差で止まる ・障害物をよける ・ドアや椅子へ案内する |
・落とした物を拾う ・指示した物を持ってくる ・ドアの開閉 ・冷蔵庫から飲み物を持ってくる ・履物を脱がせる ・緊急呼出し用のヒモを引く |
・メールの着信音を知らせる ・警報機の音を知らせる ・ノックの音を知らせる ・玄関チャイムの音を知らせる ・目覚まし時計の音を知らせる ・赤ちゃんの泣き声を知らせる ・キッチンタイマーの音を知らせる ・呼び鈴の音を知らせる |