平成11年4月号(№43) ブルーベリーの目に対する効能とは
【 更新日:1999/04/02 】
ブルーベリーの特徴ともいえる青紫色の色。この部分には天然の青紫成分の「アントシアニン」という物質が多く含まれている。このアントシアニンは、人間の網膜にある「ロドプシン」という色素体の再合成を助ける働きをする。網膜は取り入れた映像を映し出すフィルムに例えられ、ロドプシンは光の刺激を能に伝える役割をしている。ロドプシンは毎日消費されだんだん減少していくが、時間があれば再合成を活発化させ疲れ目に効果があるといわれている。では、どれだけの量のブルーベリーが必要か
アントシアニン色素で120~250mg、生の実であれば1日90~180gを摂取することが必要といわれている。
「目に良い食べ物」という話題がよくとりあげられるが、非科学的な情報に惑わされることより、バランスのとれた食事を心がけることが大切であろう。