白内障について
白内障は、目の中でレンズの役割を果たす水晶体が濁る病気です。
水晶体が濁ることで、明るいところでまぶしく感じたり、かすんで見えたりします。
動画で分かりやすく解説していますので、ご覧ください。
※ 動画が見られない方は、「水晶体と白内障」からご覧ください。
動画で見る白内障と白内障手術
白内障と白内障手術についての動画解説です。
(※動画は音声が出ますので、音量にご注意ください。)
[目次]
1)白内障とは
2)白内障の手術時期は?
3)手術をすれば必ず見えるようになるの?
4)白内障手術は怖くない?
5)白内障手術はどんなふうにするの?
6)白内障手術の合併症は?
7)手術のための入院は?
8)白内障手術の費用は?
9)手術後の眼鏡
水晶体と白内障
正常な水晶体はほぼ透明で必要な光をよく通しますが、白内障になると水晶体が濁りと光が十分に通らなくなります。
主な原因は加齢ですが、その他糖尿病や外傷、ぶどう膜炎などによる白内障もあります。
白内障の症状
主な症状には、明るい所で眩しくて見にくい、物がかすんで見えるなどがあります。
正常な見え方 | 白内障の見え方 | |
①まぶしく感じる | ②かすんで見える |
水晶体の濁りかたはその方によって異なりますので、症状は様々です。
例えば、遠くが少しかすんできても、近くがよく見えるようになったという場合には、白内障により水晶体が硬くなり、目の屈折が結果的に近視化していることがありますので、見え方に異常を感じた場合には、眼科医による検査をお勧めします。
白内障と白内障手術
白内障手術は、濁った水晶体を取り除き、その代わりに眼内レンズを入れる手術です。
白内障手術は進歩し、手術中の合併症や手術後の炎症の程度も低くなり、現在では、国内で年間100万件程行われ、多くの方が手術の感激を味わっておられます。
手術は小さな切開で眼内レンズを入れることができ、短時間で終了します。手術当日の帰宅もできるほどです。
眼内レンズを入れた後の一定期間、まぶしさを感じたり、違和感があることがありますが、時間が経つにつれて次第に軽減されていきます。