第4回眼鏡について考える会特別講演抄録

【 更新日:2013/07/30 】

乱視矯正と空間知覚

松田眼科クリニック院長 松田 恭一 先生

眼科に携わる我々が乱視を矯正する場合、直乱視は割と控えめに、倒乱視はそれなりの矯正度数をまず第一に考えることに異存はないだろう。それとても直乱視は上下方向が短縮し、倒乱視では左右方向が短縮して見えるため、現在装用中の眼鏡度数を参考にして患者さんと相談の上、矯正度数を決めるのが好ましいことはいうまでもない。一方、片眼倒乱視ではではどうであろうか。
また直交する斜乱視ではどんな見え方となるであろうか。計算上から空間知覚をシミュレートしてみた。その上で矯正方法の方向性を考えてみたい。


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