近視進行抑制点眼治療について

【 更新日:2018/01/09 】

近視の進行を抑える目薬をご存知ですか?

近視の進行を抑えるために、いくつかの試みが報告されています。
当院では、マイオピン(低濃度アトロピン)を1日1回点眼することによって、
近視の進行を抑制する治療を行っております。

H29.12マイオピン (640x224)

Myopine(マイオピン)とは、小児期の近視の進行を軽減させることを目的にアトロピンを0.01%配合させた点眼薬で、Singapore National Eye Centre(SNEC:シンガポール国立眼科センター)の下記の研究に基づいて開発されています。

マイオピンの特徴

・日中の光のまぶしさに影響を及ぼさないため、サングラスもほぼ不要※です。

・目の遠近調節機能(手元を見る作業)に殆ど影響を与えません。
よって近見視力の 低下にあまり影響を与えず、近用の眼鏡も不要と言われております。※

・毎日必ず就寝前に1滴点眼するだけの、非常に簡単な治療法になります。

・各容器(1本・5ml)は両眼用に1ヶ月間の使い切りになっております。

・本製品はGMP(医薬品製造管理および品質管理基準)準拠の工場で製造されてい ます。

◆近視の進行が完全に止まるわけではありませんが、少なくとも2年間継続して使用することで何もしない方と比べ 近視の進行を軽減できたという報告を基にしています。※

近視の進行を抑制することが大切な理由

子どもの近視は、主に眼球が楕円形 に伸びてしまう(眼軸長が伸びる)ことで、ピント位置がずれることにより生じるケースが多くあります。

近くを見ることが習慣化してしまうと近視になりやすく、一度眼軸長が伸 びてしまうと戻ることがありません。そのために眼軸長の伸びを抑えることが、近視の進行を抑制するためには重要となります。

眼断面図 (640x331)

マイオピンが選ばれる理由とは?

マイオピンは、近視の進行を遅らせる(眼軸長の進展を抑制する)という点で 統計的にも臨床的にも有意義な効果が確認されている治療法の一つです。

 

□ 重篤な副作用の報告はありません。※

*この薬の本来の作用により、一時的に瞳孔(黒目)が大きくなりまぶしく感じますが、 数時間で元に戻りますのでご心配ありません。

□ 近視の進行を平均約60%軽減させる良好な点眼薬と言われております。※

低濃度アトロピン0.01点眼薬は、最適な超低濃度(0.01%)のアトロピンを点眼することにより、近視の進行スピードを効果的に抑えると同時にアトロピン1%点眼薬のような不快な副作用を回避します。

 

グラフ03 (640x497)

マイオピンは安全ですか?

シンガポール国立眼科センター(SNEC)の研究によりますと、アトロピン0.01%の効果は点眼を

2年間継続した後によるものです。※

1.アレルギー性結膜炎及び皮膚炎の報告はありませんでした。

2.眼圧(IOP:Intraoculareyepressure)に影響を与えないとの報告でした。

3.白内障を形成するとの報告はありませんでした。

4.点眼終了後も目の遠近調節機能の低下、また瞳孔がひらき続けてしまうという報告はありませんでした。

5.電気生理学上、網膜機能に影響を与えるという報告はありませんでした。

費用について

本治療は自費診療(保険適応外)です。

マイオピン1本 2,500円
診察、検査代   2,500円  計5,000円 です。

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