平成20年4月号(No.79) コンタクトレンズによる目の感染症に注意

【 更新日:2008/04/01 】

日本コンタクトレンズ学会と日本眼感染症学会が、全国220余の医療機関を対象に、今年の3月までの1年間に、診療を受けた患者を調査した結果、コンタクトレンズが原因とみられる重篤な角膜感染症で入院した人が160人以上に上ることが明らかとなりました。4人に3人は使い捨てのタイプのコンタクトレンズを使用していましたが、入院した人の40%以上の人が、決められた使用期間を守っておらず、なかには毎日交換しなければならないレンズを1ヵ月も使っていた人もいました。また洗浄が毎日必要なレンズでもそれを守っている人は、半数以下にとどまり、不十分な洗浄も感染症の原因とみられています。2つの学会は、使い捨てのコンタクトレンズでも使用期間を守らなければ、重い目の感染症で失明するケースもあり、使用期間をきちんと守るとともに、正しく洗浄して欲しいと注意を呼びかけています。

 新学期を向かえ、コンタクトレンズを初めて使用する中学生や高校生の方もいると思います。コンタクトレンズの使用にあたっては、定期健診を受けるとともにコンタクトレンズの使用法を守り、自分でのケアもしっかり行うようお願いしたいと思います。


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