加齢黄斑変性症予防に5つのヒント

【 更新日:2016/03/16 】

 

 

AMD関連の失明予防に学会が推奨事項を公表

米国眼科学会(AAO)は2016年1月19日、高齢者に向けて加齢黄斑変性(AMD)発症を防ぐヒントを紹介した。
2010年の米国のAMD患者数は約210万人で、2050年までには540万人以上になると予測される。AMDは高齢者の最多の失明原因だが、いまだに白内障や緑内障に比べて知名度が低い。AAOは「眼検診や生活習慣改善などを通じて眼を大切にすることでAMD関連の失明が予防できる」と強調し、AMDの一般への周知を図るため、発症を予防する5つの具体的なヒントを紹介した。

AMDを防ぐ5つのヒント

1.眼科の包括的検査を受ける
AMDは初期症状がないことが多いため、眼科専門医による定期的、包括的な検診が早期発見治療に不可欠。65歳以上には、たとえ眼疾患の徴候がなくても2年に1度検診の受診が推奨される。

2.禁煙する
喫煙によりAMDの発症リスクが高まり、加速度的に進行することが多くの研究で示されている。喫煙者は非喫煙者よりも黄斑変性を来す可能性が2倍高い。

3.眼疾患の家族歴を知る
近親者にAMDがいる人が発症する可能性は50%にのぼる。検診を受ける前に家族の眼疾患歴を把握し、眼科医とその情報を共有できれば、頻回な検診の必要性が判断できる。AMDは早期に発見できれば視力を維持しやすい。

4.オメガ3脂肪酸が多く、コレステロールや飽和脂肪の少ない食事を心がける
魚などオメガ3脂肪酸の豊富な食品を摂るとAMDリスクが下がることを示した研究は多い。AMD進行リスクが中等度の患者を対象にした研究では、オメガ3脂肪酸をサプリメントではない形で摂取することが多い人は、12年後に進行性AMDとなる可能性が30%低かった。別の研究では、飽和脂肪やコレステロール摂取量が多い人やBMIが高い人はAMDリスクが上昇することが明らかになっている。

5.定期的に運動する
定期的な運動が眼によい影響を与えることが、多くの研究で示されている。ある研究では、週3回の運動より、15年後の滲出型AMD発症リスクが70%低下することが確認された。

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